収蔵品全体に占める割合は多くないものの、アナトリア、メソポタミアの出土品にはじまり、エジプトのブロンズ神像や浮彫、ギリシア・ローマの大理石像、陶器、テラコッタなど幅広く蒐集しています。その中からエジプトの「エネへイ像」(第18王朝後期)、「彩色木棺」(第21王朝)などを常設展示とし、展示ケース内は不定期に展示替えを行っています。
エントランスを入って正面ロビー中央にブールデル「ペネロープ像」(1912年)、現代彫刻室内にはヘンリー・ムア「横たわる女、肘」(1982年)、「台に坐る母と子」(1983年)、これら3点の大形ブロンズ作品は白金台移転に伴い初めて公開するものです。これらの作品は、エミリオ・グレコの表現豊かなブロンズ女性像群と共に常設展示となっています。
ガンダーラ石造彫刻群には、中国や日本で好まれる思惟像の源流を示す「菩薩半跏思惟像」(3世紀頃)をはじめ、釈迦の生涯を表わした「仏伝図」(3世紀)があり、「托胎霊夢」から「舎利分配」まで21場面を数えます。また、わが国では珍しいインド中世ヒンズー教神像彫刻の数々が官能的な姿をみせており、これら石造彫刻群は、当館常設展示の中核となっています。





