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松岡コレクション めぐりあうものたち Vol.3

会期

2022.11.01〜2023.02.05

創設者 松岡清次郎は自らオークションや公募展に出向き、琴線にふれる作品とのめぐりあいを積み重ね、約2400点のコレクションを蒐集しました。また、清次郎が愛した芸術も様々な人やモノ同士のめぐりあいの上に成り立っています。

3会期連続で「出会い」をテーマとした企画展も、いよいよ最終回。Vol.3となる本展では、「明清陶磁 繚乱の美」「館蔵 中国明清絵画展」「幽玄の道」「中国青銅器 金文」を開催。所蔵品の主軸である陶磁器からは中国陶磁の集大成となる明清時代の作品を出品。また、清次郎が晩年、集中的に蒐集した明清絵画を一堂に会します。さらに中国伝来の芸能を起源とする能楽に関連した作品、金文に着目した中国青銅器をご紹介します。作品との出会い、また作品に内包された様々な出会いをお楽しみください。

■ 企画展 1「明清陶磁 繚乱の美」

会場:展示室 4

中国陶磁の伝統は王朝の交代にあっても失われることなく、また、異文化とめぐりあうことで大きな発展を遂げました。

陶磁史上画期的な転換点となった青花技法は、征服王朝である元(1271-1368)の時代に誕生し、また、満州族の王朝 清(1616-1912)の統治下では新しい製陶技術が次々と開発され、康熙・雍正・乾隆の3皇帝のときに全盛期を迎えました。今回は、さまざまな「出会い」により変化を遂げ、常に邁進を続けた中国陶磁の大成期・明清時代の繚乱の美をご紹介します。

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粉彩八桃文盤
清時代「大清雍正年製」銘
景徳鎮窯
青花桃樹図瓶
明時代 永楽期 景徳鎮窯

藍地琺瑯彩桃花卉文碗
清時代「康煕御製」銘
景徳鎮窯
五彩花鳥文盤
時代 康煕期
景徳鎮窯

■ 企画展 2「館蔵 中国明清絵画展」

会場:展示室 5

当館の創立者松岡清次郎は1983~87年の約5年間に、サザビーズとクリスティーズのオークションで集中的に中国絵画を蒐集しています。きっかけは1983年6月15日にニューヨークで開催された中国美術のオークションでした。この時、清次郎はカタログの表紙を飾った《三彩大壺》などの中国陶磁とともに、5点の明清時代の中国絵画を取得しました。その後は中国絵画単独のオークションにも参加し、最終的なコレクションは40点に及びます。本展では清次郎が蒐集した中国絵画を一堂に会します。

前期展示11/1火-12/11日
後期展示12/13火-2/5日

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沈南蘋《鴛鴦図》
清時代 後期展示
錢杜《輞川読書図巻》
清時代 道光13(1833)年
前期展示

任伯年《風塵三俠図巻》
清時代 光緒8(1882)年
前期展示

■ 企画展 3「幽玄の道」

会場:展示室 6

能楽は奈良時代に中国から伝来した「散楽」という芸能が源流です。散楽のうちの物真似芸を起源とする猿楽が、観阿弥、世阿弥らによって能楽へと発展しました。また、能の代名詞ともいえる幽玄という語は中国の典籍に由来し、能の謡曲には中国の史実や伝説をもとに作られたものが多く存在します。本展では館蔵の能面と能に取材した絵画作品等を出陳し、異文化が交わり合い作られた幽玄の道をご紹介します。

※12/13火から一部展示替えがございます

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 増女
江戸時代
焼印「出目満毘」
 橋姫
明治末~大正時代初期
焼印「中村直彦」

■ 特別展示「中国青銅器 金文」

会場:展示室 1

館蔵の中国古代青銅器を3会期にわたって展示する第三弾。青銅器に表された文字「金文」をご紹介します。

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者減鐘
春秋時代 晩期

チラシはこちら

本展会期中に展示する作品情報をデータベースにて公開しております。併せてご覧ください。