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レガシー ―美を受け継ぐ モディリアーニ、シャガール、ピカソ、フジタ

会期

2024.06.18〜2024.10.13

展示室

展示室5・6

アメデオ・モディリアーニ
《若い女の胸像(マーサ嬢)》1916-17年頃 

本展では、20世紀初頭のパリを彩った多様な表現を、当館コレクションからご紹介いたします。パリに集った多くの異邦人からなるエコール・ド・パリ、前衛的な表現を探求したフォーヴィスムやキュビスム、シュルレアリスム、そして日本からパリに渡った作家たちの表現をご覧ください。シュルレアリスムに関わったジョルジョ・デ・キリコとポール・デルヴォーの作品は、約10年ぶりの展示となります。 加えて、常設展示より、ブールデルやヘンリー・ムアの彫刻作品も、普段の展示とは異なる視点を交えてご紹介します。

※8月14日(水)より、展示作品の一部入れ替えがあります

展示作品のリストはこちら

本展会期中に展示する作品情報をデータベースにて公開しております。併せてご覧ください。

第1章 規範からの解放

ポール・シニャック
《オレンジを積んだ船、マルセイユ》1923年
ラウル・デュフィ《信号所》1924年

1905年、サロン・ドートンヌの一室に、激しい色彩表現を持った作品が集められ展示されました。のちに「フォーヴ(野獣)」と呼ばれることになるこの画家たちは、20世紀に次々と生まれていく新たな表現の口火を切りました。

フォーヴの作家たちはまず新印象派の作品に学びますが、じきに新印象派を離れ、それぞれの表現を探求していきます。新印象派の画家ポール・シニャックとアンリ=エドモン・クロッスの作品を起点に、キース・ヴァン・ドンゲン、ラウル・デュフィ、モーリス・ド・ヴラマンク、ジョルジュ・ルオーといった個性的な作家たちの表現をご紹介します。

第2章 西洋の外へ

エドゥアール・ヴュイヤール《ウジェーヌ・フレシネ夫人の肖像(習作)》1933-34年

20世紀初頭、パリには世界各地から芸術家たちが集まりました。従来の表現上の規範がすでに弱まっていた当時、彼らは西洋の外の造形物に眼を向け、制作の着想を得ました。

ピカソを筆頭に、アレクサンダー・アーチペンコ、アンドレ・ロートといったキュビスムの作家たち、そしてナビ派のエドゥアール・ヴュイヤールら、当時の先鋭的な作家たちの視線は、アフリカや東洋、そして旧来の美術界の外側にいた日曜画家にまで及びました。

第3章 パリと日本人たち

明治時代に入り、あらゆる面での西洋化が進むなか、美術においても、ヨーロッパに倣った教育制度が整備されていきます。そのため必然的に、西洋美術の中心であるパリで培われた伝統は、洋画家たちにとってまず学ぶべき対象となり、多くの日本人画家がパリに渡りました。

藤田嗣治を中心として、ルノワールから多大な影響を受けた山下新太郎、神話や文学を題材に幻想的な作品を描いた角浩といった、パリに渡った日本人画家たちの作品を当館コレクションよりご紹介します。

山下新太郎
《黒部峡谷鐘釣附近》1932年

第4章 エコール・ド・パリ

モイーズ・キスリング
《シルヴィー嬢》1927年
モーリス・ユトリロ
《モンマルトルのキュスティーヌ通り》1938年頃

母国を離れパリに集った一群の芸術家たちは、エコール・ド・パリと呼ばれます。しかし、彼らは理念や表現方法を共有していたわけではなく、それぞれの文化的背景を基盤に、当時パリで起きていた文化交流のなかで、自らの表現を模索していきました。

エコール・ド・パリの代表的な作家であるキスリング、モディリアーニ、ユトリロ、そしてシャガールの作品をご覧いただきます。

第5章 女性作家の登場

マリー・ローランサン《帽子をかぶった少女》1924年頃

伝統的にアカデミーで培われてきた表現上の規範が弱まったことによって、アカデミーから排除されていた女性の作家が登場することになりました。

ご紹介するシュザンヌ・ヴァラドンとマリー・ローランサンは、女性作家のパイオニアともいえる存在です。

第6章 パリから離れて

多様な表現が生まれた20世紀は、二度の世界大戦が起きた激動の時代でもあります。戦争は芸術家たちをも巻き込まずにはいませんでした。

第一次世界大戦従軍後のヴラマンク、そして第二次世界大戦中にアメリカへの亡命を強いられたシャガールの作品とともに、戦争による荒廃を経て生まれた芸術運動・シュルレアリスムの作家たちに称賛された、ジョルジョ・デ・キリコとポール・デルヴォーの作品をご紹介します。

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